社員の平均年収ランキングで1位の常連企業と言えば「キーエンス」。その給料の高さもあって、大学生の就職活動での人気企業のひとつです。でも、一般の人たちにとってはあまり知名度がないのも事実。そこで「キーエンス」ってどんな会社なのか調べてみました。
-経済誌・経済ニュースで給与の高さが話題になる「キーエンス」
社員の平均年収は1398万円
※2008年3月のデータ、社員1764人の平均年収(平均年齢32歳)。平均勤続年数は10.6年。ちなみに同じくセンサー等を扱うオムロンの平均年収は約800万円。
40歳年収が高い会社ランキング:1位キーエンス 1622万円
※データは2014年。
生涯給料が多い企業ランキング:1位キーエンス 5億6千万円
※データは2012年。
合コンしたい企業ランキング:9位キーエンス
※2014年のサイバーエージェント発表のランキングより。ちなみに1位からGoogle・フジテレビ・ゴールドマン・サックス証券・電通・三菱商事・Apple・自衛官(陸上・航空・海上含)・医師・キーエンス・伊藤忠商事の順。
-そんな「キーエンス」ってどんな会社?
大阪にあるキーエンスという会社は知る人ぞ知るすごい会社です。何がすごいかと言ったら、年収の高さと利益率の高さ。年収は日本の製造業の中では一番高い会社の一つ。製薬会社も年収高いけど、それは製薬業界全体が年収高い業界だから。キーエンスは年収が高くない機械業界の中では異色の会社。
-会社の財務体質もかなりいい
「キーエンス」の前身は、現在の会長兼個人筆頭株主の滝崎武光氏が1974年に兵庫県尼崎市で創業したリード電機。80年代半ばに、鍵(キー)と科学(サイエンス)を合成した現在の社名「キーエンス」に改名。1990年には東証一部に上場している。
営業利益率が約50%という驚異的な「利益率」
ちなみに上場企業全体での営業利益率は4.6%(2011年4月‐12月期)。小売業の営業利益率は平均で5%程度。家電量販店が3%程度。営業利益率は1ケタという業界・業種は多い中でキーエンスの営業利益率は注目すべき点。
そして…。
営業利益の1割程度を社員に還元している
1972年の創業以来、能力・成果に見合う報酬システムを維持している。
最近キーエンスという企業が気になりすぎてどうにか接点を持ちたい。経常利益率52%、社員1700人、平均年収1300万、無借金経営、分単位の営業日報、接待禁止などとにかくハンパない。どんな企業カルチャーなのだろう。
-創業者だって大富豪
創業者の滝崎武光会長の資産は47億ドル。日本で7位の富豪
米経済誌フォーブスは「Japan’s 40 Richest」(2013)による。
-そんな「キーエンス」では、社員の半数が営業マンだという
キーエンスは工場を持たない「ファブレス経営」と、値引きをしない「コンサルティング営業」が特色
※「ファブレス経営」とは、 部品製造の大部分を外部委託し一部部品のみ自社製造する経営のこと。
-社員の平均年収1位に見合った「キーエンス」の営業力とは?
① 顧客対応における「Quick Response」
「キーエンスの営業は、電話一本でカタログに載っている商品を持ってすぐにとんで来る」
② 画一化された営業トーク
やっぱキーエンス凄いな(´Д`) テレアポ・行動管理、仕組みができてる。必要な営業だけ行き、営業前・営業後のロープレも徹底して、成功体験を蓄積し共有されてる!顧客ニーズの把握~即座の対応・・・知識の習得、全ての無駄を排除して研ぎ澄まされてる感じw 見習うべき点が多々ある!
③ 営業日報は分単位
昨日キーエンスの後輩との飲んでいて訊いた話。キーエンスでは一日の日報報告がかなり細かいそうだ。お客様との商談時間だけでなく、車の営業で「車に乗った時刻」なども報告するらしい。その日報を新卒から10年目の営業も同様に行うらしい。営業成績が振るわない時のメンテナンス材料にするらしい。
-というわけで
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