社会人に必要な3つのスキルを身につけて仕事に役立てよう

ロバート・カッツ教授が提唱する仕事に必要なテクニカル・スキル、ヒューマン・スキル、コンセプチャル・スキルについてまとめました

▼ビジネスパーソンに必要な3つのスキル

ハーバード大学教授のロバート・カッツは、マネジャーの能力をテクニカル・スキル、ヒューマン・スキル、コンセプチュアル・スキルの3つに整理した。

・ テクニカルスキル(業務遂行能力)
・ ヒューマンスキル(対人関係能力)
・ コンセプチュアルスキル(概念化能力)

クラス(職位)があがるにつれ、「テクニカルスキル」の領域の比重は少なくなり、「ヒューマンスキル」と「コンセプチュアルスキル」の比重が高く求められていきます。

それぞれのスキルについて説明していきます。

▼テクニカル・スキル(専門的能力)

読み書き、計算などの基本的能力もここに入ります。

外資系や外国と取引のある会社に勤務しているビジネスパーソンは、語学力というスキルをもつことが不可欠

テクニカルスキルは、どのような部署の仕事をするにしても必要な基礎的なスキルであり、その能力開発、自己形成(啓発)を心がけたい

▼ヒューマン・スキル(対人関係能力)

「ヒューマンスキル」とは、「円滑な人間関係を築くうえで必要な技術や能力」のこと

”ホウレンソウ”(報告・連絡・相談)や、他のメンバーとの信頼関係を築く能力、クライアントとの交渉力、プレゼンテーション力などがあります。

たとえば、友人の多い人、初対面の人とすぐ打ち解けられる人、グループの中で人望の厚い人などは、「ヒューマンスキルの優れた人」となります。

自分自身のモチベーションを高めることから、他者との信頼関係構築まで、業務をスムーズにすすめるために必要な能力として、すべての人に求められます。

ヒューマン・スキル(対人関係能力)とは、人として普通に身についているものと思いがちですが、磨くことでビジネス生活の質(Business of Life)を格段に変化させる能力であることを覚えておいてください。

▼コンセプチャル・スキル(概念化能力)

コンセプチュアルスキルは、会社全体を見渡す能力であり、組織内のさまざまな部門組織がほかの部門組織とどのように関係しているか、依存し合っているか、ある部門組織の変化がほかの部門組織すべてにどのように影響するかを認識する能力であると定義

変化に対応した戦略と組織全体の複雑さを理解し、自分の位置付と役割を理解し、俯瞰的な視点から構想できる能力。

考える能力全般がこの能力です。問題解決の能力などもこれに入ります。

この領域は、普遍性をもったもので、あらゆる分野・職種で仕事を動かすうえで、共通した必要性を持ったスキルです。

▼これらのスキルをどう身につけるか

テクニカルスキルは、仕事を通じて学習し身につけることもできますし、学校や研修などの実際の仕事を離れた場でも、かなりの部分を学習することができます。

ヒューマン・スキルやコンセプチュアル・スキルは、当人の性格や気質にとても強く影響されます。(特にヒューマン・スキルはその傾向が強くなります。)

ヒューマンスキルを身につけ、高めていく方法は、「やり方」を学び、「実践」すること

コミュニケーションスキルや交渉力、プレゼンテーション能力の「やり方」についても、多くの実例をもとにしたパターン化や、心理学などの学問に基づいて体系化されたものが整っています。

コンセプチュアルスキルを身に付ける方法は、あまり明らかになっていないとしながらも、2つの方法を挙げている。

1つはコーチングである。他者のコーチングを受けながら、問題の関係性や本質を分析していくことが有効であるとしている。

もう1つは、多くの組織部門をローテーションにより経験することである。これにより、部門組織内のそれぞれの役割、部門間の関係性を理解し、特定の部門にとらわれない全体としての見方が養われるとしている。

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