人手不足が深刻化する中、アルバイトの時給が過去最高を記録しているようです。
■アルバイトの三大都市平均時給がなんと1,047円!過去最高を記録
職種別では、レストランなど「フード系」が22円増えて1007円に、「営業系」は43円増えて1219円になるなど、すべての職種で1000円台
三大都市圏のうち、首都圏の平均時給は1089円(2.6%増)、東海は981円(1.9%増)、関西は1015円(3.0%増)だった。
「販売・サービス系」 「製造・物流・清掃系」(前年同月比増減額+31円、増減率+3.0%)、「事務系」(同+30円、+2.7%)、「フード系」(同+24円、+2.3%)
首都圏で増加率の多いものです。
■平均額が1,047円はすごい
社員なのに時給800円代のうちの会社まじ終わってるよな・・・
アルバイト・パートの平均時給は1047円、過去最高を更新(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?… @YahooNewsTopics
アルバイト・パートの平均時給は1047円、過去最高を更新(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?… @YahooNewsTopics
ワシらの学生の時は700円台やったぞ(笑)
でも、サビ残多い会社の正社員やったら1047円届かない会社もあるやろな・・・
■派遣スタッフの時給も上がっている
6月度の三大都市圏の派遣平均時給は、無期雇用転換を希望しないスタッフの欠員補充や、新規スタッフ確保のために高時給で募集する傾向が強まり、前月比1.4%増の1,546円
2018年9月の「三大都市圏の募集時平均時給レポート」を発表した。三大都市圏の平均時給は1,554円で、前年同月比44円(2.9%)増
■背景にあるのが人手不足だ
東京商工リサーチの調査によると、2018年1〜10月に人手不足関連倒産は前年同期比20・4%増の324件に上り、13年の調査開始以降、最悪
日本生命保険の調べでは、地方部で人材の逼迫感が目立っている。働き手の縮小に阻まれる産業界の実情を裏付けた形
■この人手不足を補うために増えている外国人労働者
外国人労働者の受け入れを拡大するため、入管法が改正されようとしている。
さまざまな業界で人手不足が発生している。この問題を解決するために、外国人労働者を広く受け入れようというのだ。
だが、現行の外国人技能実習制度では賃金の低さや過酷な労働環境が問題になっていて、このような状況下で外国人労働者を受け入れることは難しいと、大きな批判を集めている。
■このような動きがある反面、低い時給で働かされていたというニュースが後を絶たない。改善が必要だ
低賃金、過酷な労働に耐えられなくなったなどの理由で失踪した技能実習生は、法務省の統計によると、2017年は7089人にも達し、過去最高を更新した
国籍別ではベトナム、中国、フィリピンの順に多い。違法な時間外労働や賃金の不払い、職場での暴力やセクハラなどの問題も指摘
約束の賃金と違ったり、そして、その賃金が時給300円と破格に低かったり、怪我や病気をしても治療を受けさせてもらえない
■裁判に発展したことも
大葉農場で勤務。夕方5時以降の残業時間帯に大葉を10枚ずつゴムで束ねる作業が1束につき2円しか支払われず、時給換算で300円程度の労働を強いられた
訴状です。
技能実習生が実習先の茨城県の農家に対して未払いの残業代の支払いなどを求めた裁判で、水戸地裁は農家に約200万円の支払いを命ずる判決を下しました
判決は、女性に支払われていた残業代は時給四百円程度と認定。代理人の指宿(いぶすき)昭一弁護士は「重大な違法行為。技能実習生だからその程度で働かせていいとはならない点を裁判所が認めた意義がある」と強調
■現状は改善しなければ外国人労働者は安心して働くことはできない
日本が国際社会の中で責任を果たしていくためにも、技能実習制度の再構築が求められるのではないでしょうか。
新しい外国人労働者の受入れ制度については、そういう前提で、議論がすすんでいない。技能実習生制度は廃止して、同じことを繰り返さないようにすべき