米Googleが社員にバーニングマン参加を促しているといいます。果たしてその理由とは?
■Googleがバーニングマン参加を社員に促してる
アフロ
The brand logo of Alphabet Inc’s Google is seen outside its office in Beijing, China August 8, 2018. Picture taken with a fisheye lens. REUTERS/Thomas Peter (China) by 写真:ロイター/アフロ
グーグルの創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、「バーニングマン」に毎年欠かさず参加している。
極めて初期の頃から、ペイジとブリンはバーニングマンの熱狂的な参加者だった。グーグル本社の吹き抜けには長い間、バーニングマンに参加した2人の写真が飾られていた
■先に進む前に「バーニング・マン」とは?
名称の由来は巨大な木人形「ザ・マン」を作り、最終日が近づくと燃やす儀式(会場内の建造物も完全に燃やされていく)から名付けられている。
2016年には、約7万人が参加。27日から始まった今年のバーニングマンにも、同じくらいの人が集まっているようだ。
他者と出会い、新規に友人を作り、交遊し、問題を解決し、コミュニティを形成する。この劣悪な自然環境下で生きていくためには、おのずから隣人たちと助け合う必要に迫られる
日中は40度近くまで気温が上がり、夜には5度あたりまで気温が下がる過酷な砂漠環境で、参加者同士が助け合い、コミュニティーを作り上げていくというのが、バーニングマンの基本コンセプト
バーニングマンから帰ってきてもう一週間たった
今年は、多少英語がましになったからコミュニケーションが格段に増えた、こんなにたくさんの人と気持ちよく話せたのは初めてじゃなかったろうか。 pic.twitter.com/vT9N2yoB0W
バーニングマン…クレイジーだけど理にかなってる。そして日本の会社は真似してはいけない。あくまで自分の意思で行くこと前提ね
グーグルは、社員を「恍惚状態」にさせている toyokeizai.net/articles/-/237… #スマートニュース
会社の人がバーニングマンっていうアメリカのお祭り?的なやつに行ってきたらしいんだけど、最高すぎて言葉が出ない…
お金のやり取りは一切禁止、ギブアンドギブの精神でサバイバルするんだって…死ぬまでに行きたい…
youtu.be/CJ2z4u5FF14
■Googleはバーニングマン参加で何を得たいと思っているのか?
ハイブマインド(集合意識)が人々の間に広まるからだと述べている。「エンジニアリングの仕事が、全員で職業的恍惚(エクスタシー)を感じる経験に変わる
■グループフローを作り出す「一つの材料」になる
バーニングマンで起きることは、オックスフォード大学の最近の研究でも明らかなことだが、参加者の意識をある特別な方向に向け、人々を“グループフロー”の状態に導く
グループフローはシンプルに言うと、チームが最高のパフォーマンスを発揮している状態のこと。誰もが似たような経験をしたことがあるはずだ。例えば、すごいブレインストーミングに参加し、アイデアが次々と生まれ、本当に素晴らしい結論が導き出された時
■以上、Googleは社員及びグループのパフォーマンスを上げるためバーニングマン参加を促している
アフロ
The brand logo of Alphabet Inc’s Google is seen outside its office in Beijing, China, August 8, 2018. REUTERS/Thomas Peter (China) by 写真:ロイター/アフロ
グーグルは従業員たちに最高の仕事をしてもらうために、グループフローを作り出すという方法を取っている。
近年話題の砂漠の奇祭「バーニング・マン」も、実はこの脳の状態を作り出すとして人気になり、Google創業者の二人(セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ)は、初期から毎年参加している
バーニングマンはフロー(ゾーン)をという集中状態を作り出し、その状態が業績向上に繋がります。
■Googleはこのフロー状態(ゾーン)を意識して瞑想なども取り入れている
時間を忘れてしまうほど仕事に集中したことはないでしょうか? ほかのことを一切考えず、1つのタスクだけに神経を集中しているような状態…。こんな状態のとき、仕事は捗る
「ゾーン」状態ですが、実際に極度の集中状態に入っているアスリートを調査したところ、ある共通点が見つかったのだそう。それが、まず極度の緊張状態に入ること、そしてその次に、呼吸法などを使い脳を一気にリラックスさせ、目の前の問題に集中し「よし、やるぞ!」と意識を切り替える
集中力を高める手法として、脳科学の視点から注目を集めているのがマインドフルネスという瞑想法だ。米グーグルをはじめとする大手企業の導入で、国内企業も追随し始めている
究極のマインドフルネス」は、いわゆる「フロー」「ゾーン状態」とも呼ばれる状態であり、高い集中をし、時間が流れるのを忘れて没頭している状態を指していました。
意図的に対象に意識を向けようというのではなく、自然と対象に注意が向いている、さらに言えば対象と一体化しているような状態を指す。この状態では頭の情報処理の精度が高く、仕事もはかどる
以上、Googleがいかに人のやる気や生産性を意識しているかが分かりますね。