離職率が驚異の3%!なぜか人がやめない「BEMS」の経営術とは

売り手市場により離職する割合が増えていますが、アパレル大手「BEMS」では離職率が3%という驚異の低さを保っています。その経営術についてご紹介します。

■売り手市場により「離職率」が高くなっている日本

ここ数年、就活では売り手市場が続くなど、企業は労働者確保に奔走している。人手不足が進み、倒産せざるを得ない会社も少なくない。

「石の上にも3年」も、今は昔かもしれない。商社や銀行はじめ、長年の人気企業も若手の流出は例外ではない。

人手不足が問題となっています。その原因は新規の人材が集まらないこともありますが、それ以上に、社員の離職率が高いことが挙げられます。

■特にアパレル系ではその傾向が強い

アパレル業界はアルバイト・社員に関わらず、転職が多い業界と言えます。2~3年働いて転職をする、という事を繰り返す人も少なくありません。

アパレル業界は離職率が高いのと同時に、転職が多い業界でもあります。販売員の業務には共通点が多く、ブランドが変わっても仕事に慣れやすいことが転職が多い理由のひとつ

新入社員の3年後定着率を業種別でみると、最も低いのが小売業の66%、次いで証券・商品先物の71.5%、サービス業の74.1%

■そんな中、離職率3%台をキープしているのが「BEMS」だ

セレクトショップを中心に展開するビームスの離職率は3%台と驚くほどの超低水準だ。

15年の新卒入社が37人で、退職したのは3人

社全体での離職率も3〜4%と低く、その理由は「ビームスのファンを採用している点にある」

■先に進む前に「BEMS」とは?

1976年の設立時から【日本の若者の風俗・文化を変えよう、その旗頭になろう】という思いで事業を展開

スポーツ、ワーク、ミリタリーと いったカジュアルウェアの基本と、アイビー、ロック、サーフスケートといった着こなしのスタイルを咀嚼し、今日的なカジュアルスタイルを提案

真面目に答えると、ビームス全般は私ごときが着てもオシャレっぽく見える気がして好きです、髪切るまでは長いことリリーブラウン信者でした

ジーパン買っちゃったやっぱりBEAMSBOYが好き。んでもってビームスもやっぱりけっこういい

僕は服を買うときは、バカの一つ覚えみたいにビームスばかりにいくんだな。ビームスは、店員さんのぐいぐい圧力がないせいか、そんなに緊張しないんだな。(山下清風に)

9月の千葉駅エキナカNEW OPEN。毎日通る所にビームスが\(^-^)/ 最近ビームスばっかり買ってるからこれは嬉しい\(^-^)/

主にビームス 何故ならセンスがいいから #月曜から夜ふかし

■BEMSはなぜ離職率が低いのか?

優秀な人物を採るかに躍起になる企業を尻目に、「最初から『ビームスを辞めにくい人』『今のビームスの中で長く仕事を続けてくれそうな人』を採用している

理由の一つとして「採用」に秘密があるといいます。

人事本部人事業務部・吉野亮氏は語ります。ビームスが好きだからこそ、誇りを持って働いているため、長く続く社員が多いのだとか。

ビームスが好きだからこそ、ある種誇りを持って働いているため、長く続く社員が多いです

■更に、ケアが手厚く、社員のやり方を尊重する

同社は明確な接客マニュアルやノルマがなく、思い思いのスタイルで接客できるほか、入社後半年間は4人がかりで新入社員のケアを行う

上司・部下・同期・先輩・後輩関係なく社内のスタッフが「仲間」に近い感覚で仕事ができる環境

あとは、ママ社員の働きやすい環境作りに努めているので、時短勤務や子育てについて職場での理解があり、育休後復職しやすい点

仕入れはすべて社員に任せています。若い社員ほどすごい額の資金を扱っていて、いちばん多い社員は年間30億ぐらいでしょうか。

社員が仕入れに失敗すれば、その年の査定に影響することはありますが、だからといって一度の失敗で終わり、ではありません。失敗しても、3回まではやらせます。

マニュアルもノルマもないので、皆が思い思いのスタイルで接客をしています。そこが弊社の面白さではあるかなと思っています。

接客マニュアルもなく、個人に任せているということです。

■スキルアップ研修も盛んに行われている

キャリアデザインや昇進のための研修があるほか、新店オープン研修やメンタルヘルス研修、インターンシップなど、一年を通してさまざまな教育の機会が設けられています

ビームスならではの制度として「海外個人研修制度」があります。これは欧米やアジアのファッションに縁のある特定のエリアを対象に、スタッフのプライベートな海外渡航に対し助成金を支給するというもの

スタッフの「海外で刺激を受けたい」という思いを応援し、できる限りのサポートを続けていきたいと考えています。

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