マックやシャープだけじゃない!2017年V字回復を果たした企業の数々

今年に大復活を遂げた企業の数々を紹介します。まだまだ、日本の企業も捨てたものではありません。

買収されたシャープの大回復

シャープが、2017年12月7日に東証一部に復帰した。戴正呉社長をはじめとする同社経営陣が東京証券取引所において鐘を鳴らし、一部上場復帰を祝った。

同社は、15年度の決算で債務超過に陥ったこことから、’16年8月に市場第一部から市場第二部へ指定替えとなった。

しかし、鴻海傘下の新経営体制による構造改革により、2016年度連結業績において3期振りの営業黒字を達成。’17年度上期も業績を回復し、早期の一部復帰を実現した。

ホンハイのグローバルネットワークを活用することで、シャープは液晶テレビの販売数量を中国や他のアジア諸国、ヨーロッパで拡大させた。

アドバンスディスプレイシステム事業の売り上げは、前年同期比46%増加して5216億円となった。

同事業に次いで増加率が高かったのが、スマートフォンやコードレス掃除機、調理器具などの「スマートホーム」事業だ。前年から10%増え、約2910億円となった。

シャープが中核事業の一つに置いている「IoT(Internet of Things)エレクトロデバイス」事業も堅調な伸びを見せた。

スマートフォン向けカメラモジュールや、半導体、レーザーなどを扱う同事業は、販売数量の増加で売り上げは9%増の1922億円。そして、4つ目の柱であり、B to B事業である「スマートビジネスソリューション」は、海外で複合機の売り上げが増加するなどして、1627億円を稼ぎ出した。

マクドナルドの復活劇

日本マクドナルドホールディングス<2702> が12月6日に発表した11月の既存店売上高は前年同月比で13.1%増となり、2015年12月から24カ月連続の増収となった。

マクドナルドは2014年から2015年にかけて、鶏肉の使用期限切れ問題や異物混入問題といった不祥事が相次ぎ、業績が大きく落ち込んでいた。

2015年12月期の最終損益は349億円の赤字となり、2001年の上場以来最大の赤字を記録した。

そこから約2年、2015年12月以降、24カ月連続での既存店売上高の増収を記録したマクドナルドは、2017年12月期に過去最高益の更新を見込むまでに回復した。

効果的な販促活動を積極的に打ち出してきた事も大きい。最も顕著な例は、2016年にスマートフォンゲーム「ポケモンGO」とのタイアップを打ち出した事だ。

2016年の「名前募集バーガー」や2017年の「第1回マクドナルド総選挙」、「マックなのか?マクドなのか?おいしさ対決!」といった参加型のキャンペーンを数多く投入した。

Vファーレン長崎の高田社長

4月にテレビ通販「ジャパネットたかた」創業者の高田明氏(69)が社長に就任すると、チームは調子を上げ、8月27日の京都戦から11月11日のホーム讃岐戦まで12戦負けなし(9勝3分け)のクラブ新記録で昇格を決めた。

17年1月期の決算は、売上高に当たる営業収益は7.4億円、最終損益は1.3億円の赤字となり、累積赤字は3.3億円に膨れた。クラブの存続が危ぶまれる事態だ。

選手の給与が払えないことを知ると、高田氏は迷わず支援を表明。3年間で10億円以上の資金投入を明言した。

クラブの運営会社の株式を買い取り、V・ファーレンをジャパネットHDの100%子会社とし、今年4月末に自ら社長に就任した。

日産・ルノー連合の参加になった三菱自動車

三菱自動車は7月25日、2017年4~6月期(第1四半期)の連結決算を発表した。

それによると、売上高4409億円(前年同期比+2.8%)、営業利益は206億円(+346.4%)、経常利益は290億円(+563.8%)、四半期純損益は229億円の黒字(前年同期は1297億円の赤字)だった。

前年同期は燃費不正問題による軽自動車の生産・販売停止によるマイナス影響や市場措置費用の増加などにより、大幅な最終赤字となったが、日本での販売台数回復やアウトランダー現地化による中国での販売増などにより、最終黒字に転換した。

通期連結業績見通しは、売上高2兆円(前年比+4.9%)、営業利益700億円(+1267.6%)、経常利益790億円(+783.2%)、純利益680億円とした前回予測を据え置いた。

ソニーが今季最高業績の見込み

ここに来て着実に業績が上向いてきており、18年3月期の業績予想は、売上高が8兆5千億円、営業利益は6300億円、純利益が3800億円となる見込み。

営業利益が5千億円を超えるのは、20年振りで過去最高となる。

近年のソニーの業績回復は、安定した金融事業や映画・音楽などエンタテインメント事業に支えられている部分が大きい。

しかしソニーに対するイメージは、やはりウォークマンやトリニトロンテレビなど人々の生活を変える革新的な電気製品を生み出してきた会社との印象が強い。

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