【アルバイトでも必要?】源泉徴収・年末調整について

アルバイトでも知っておきたい源泉徴収・年末調整についての情報をまとめました。

アルバイトでも課税対象になるの?

アルバイトであっても、年間所得が103万円を超えると課税対象となります。月毎の収入にすると、8万8,000円を超えた金額の10%分が源泉徴収という形で総支給額より天引きされます。しかし、毎月のアルバイト料は働いた日数や時間によって変化するため、月の収入が源泉徴収の対象になることがあっても、年間所得が103万円を超えないケースもあります。

源泉徴収の仕組みとは?

源泉徴収とはバイト先がバイト料を支払うとき、毎月その収入金額に応じて所得税を天引きすること。
そもそも、所得税はその年1年間の収入に対してかかる税金だが、その年の収入は12月31日にならないとわからないし、年末に1年分の税金をまとめて払うのは負担がかかる。そのため、毎月その収入金額から概算で出した所得税を天引きしておくのだ。あくまで概算による税金の前払いのため、後で清算をする必要がある。

税金の世界では、アルバイトも正社員と同じ「給与取得者」。給与を支払う会社は、給与支払時に所得税を給与から天引きして預かり、納付する義務があります(源泉徴収義務)。

そのため、アルバイトでも一定額以上(社会保険料控除後の金額88,000円以上/月)の給与があれば、所得税が源泉徴収されます。日雇いや単発バイトの場合も同じく、一定額以上(同金額9,300円以上/日)の給与金額があれば、所得税が控除されています。

103万円を大きく超えた場合でも、年末調整や確定申告時に、国民年金や国民健康保険、生命保険など税金を算出する際に控除の対象となるものがあり、それらを引いた所得税額が少なければ、払い過ぎた税金として戻ってくることもあるのです。

アルバイトに年末調整は必要?

アルバイトであっても12月末時点でその会社に在籍している場合は、会社が年末調整を行います。しかし諸事情により会社があなたの年末調整を行わない場合や、年の途中でアルバイトをやめてしまった場合、2か所で勤務している場合などは、自分で「確定申告」しなければ、還付金が発生していても受け取ることができません。

年末調整については、アルバイト先の会社が算出してくれます。確定申告の場合は、自分で行わなければなりません。

確定申告をする場合は?

もし確定申告を行うことになったら、まずは会社から「源泉徴収票」を入手します。退職時に受け取ったが紛失した、または受け取ったかわからない場合は、再発行を依頼しましょう。2か所以上の会社でアルバイトをした場合は、複数枚の源泉徴収票が手元に揃うはずです。

次に、入手した源泉徴収票の記載内容をチェックしましょう。

①支払金額:ここが103万円以下(※)なら、納税額はありません。
※学生の場合は、130万円以下となります。但し、103万円を超えると親の扶養から外れますので注意が必要です。

②源泉徴収税額:あなたがこの1年間(1月~12月)に納めた所得税

③給与所得控除後の金額、所得控除の額の合計額:この部分が空白であれば、年末調整されていないことになります。

ざっくりの説明ではありますが、「支払金額が103万円以下なのに、②の「源泉徴収税額」に数字が入っていれば、その金額が還付される」と考えていただけると分かりやすいと思います。

もちろん、①が103万円を超えていても、毎月の給与金額に波があるケースでは、給与が多い月には比例して源泉徴収されていますので、還付を期待できます。季節変動のあるアルバイトの仕事は、確定申告を行う価値があるといえるでしょう。
源泉徴収票の金額をもとに、確定申告書に転記していけば、とくに難しい計算は必要ありません。

勤務先で源泉徴収票を発行してくれない時は?

勤務先で源泉徴収票を発行してくれない時は、アルバイト先からもらった1年分の給与明細を全て持って税務署に行きましょう。そこで、源泉徴収票不交付の届出書を記入すれば源泉徴収票がなくても大丈夫です。源泉徴収票不交付の届出書は国税庁のホームページからもプリントアウトできます。税務署に行く前にあらかじめ必要な項目を記入しておくと、手続きを短い時間で終わらせることができます。

確定申告の手続き

確定申告をする際には、まず確定申告書を作成しなければなりません。国税庁のホームページ内の確定申告書等作成コーナーを利用したり、直接税務署などで申告書をもらう必要があります。申告書の作成が終われば、源泉徴収票やその他の所得控除に関する書類を持って自分が住んでいる地域を管轄している国税局や税務署に行き、確定申告をします。各書類を添付して郵送で送っても大丈夫です。

源泉徴収は、正社員として働いている人のみならず、アルバイトでも必要なものです。特に年間収入の多いアルバイトにとっては、年末調整や確定申告などにより払い過ぎた税金が戻ってくる可能性もあります。アルバイト先が年末調整を行ってくれるかどうか、また、源泉徴収票をちゃんと出してくれるかどうかなど、あらかじめ確認しておくことも大切です。

所得税が戻ってくる手続きとは

月の平均収入が85,000円以下なのに、源泉徴収されている場合、手続きをすれば所得税が戻ってくる。バイト先に「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出しているかどうかで、手続きが異なる。

・提出している場合
バイト先が年末調整し、多く払いすぎた税金を返金してくれる。

・提出していない場合
バイト先は年末調整を行わない。そのため、自分で確定申告をする必要がある。確定申告には、年末にバイト先から発行される「源泉徴収票」が必要だ。税務署に源泉徴収票を持っていくと、一緒に確定申告書を作成してくれる。