実績だけで判断するのは危険!あの「すごい人」が教え下手な理由

選手としての能力と管理能力は別物なので、「名選手必ずしも名監督ならず」と言いますが、名コーチにも必ずしもなりません。そこには、「暗黙知」という問題があります。

▼ そこには 「暗黙知」 という問題がある

「わかってるんだけど教えられない」ものを暗黙知と呼ぶ

暗黙知には「技術的」な要素と「感覚的」な要素が含まれる

その背後には必ず暗黙の次元の 「知る」 という動作がある


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自然継承を待つだけでなく 「形式知」 化していくことが必要

個人の技術やノウハウ、ものの見方や洞察が暗黙知に当てはまる

言語化できない、言語化しても伝わりにくい知識のことを指す

言語化して説明可能な知識(形式知)に対し、言語化できない、または、たとえ言語化しても肝要なことを伝えようがない知識のこと

▼ たとえば、自転車に乗れるようになる過程を考える

自転車の乗り方の「マニュアル本」はありえないだろう

そして その乗りかたを人に言葉で説明するのは困難である

その乗り方を 人に言葉で技術的に説明するのは 容易ではありません。師匠から弟子へ 継承される伝統芸・技術など も暗黙知です

「自転車の乗り方」 を言葉で説明するのは容易ではない・・・

自転車に乗る場合、人は一度乗り方を覚えると年月を経ても乗り方を忘れない。自転車を乗りこなすには数々の難しい技術があるのに

▼ 天才肌の 「すごい人」 は 「暗黙知」 ⇒ 「形式知」 が苦手

センスのある人と呼ばれ、周りの人はもちろん、本人にもなぜ良い答案を書くことができるのかうまく説明できなかったのではないか

伝統芸能や伝統工芸、職人の世界では言葉では教えてくれない

師匠のワザを見て盗むという形で、技能が伝承されてきました。または、稽古に次ぐ稽古 を重ねて、師匠に追いついて行ったのです

熟練職人は指先に豊かな技能を蓄えている。しかし、自分の持っている「知」の背後にある科学技術的原理をはっきり説明できないこと

出典知識創造企業

特に 「天才肌」 の人は 「形式知」 への変換が苦手かもしれない

「気づいたらできるようになっていた」 というような天才肌の選手は、暗黙知を “主に文章化・図表化・数式化などによって説明・表現できる知識” である 「形式知」 に変換するのが苦手かもしれません

▼ 人に伝えるためには 「言語化」 する能力も必要になる

自分の体験から得た「暗黙知」を言葉で表現できるようにする


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形式知に変換するには「言語化」する能力が求められるのですね

長い経験によって「勘がはたらく」、「センスの問題」、「ひらめく」などといった場面以外は、大半がこのように言語化できるのです

理屈を積み上げるタイプの天才は 教えるのが上手かもしれない

イチロー選手なんかは 天才と言われますが、理屈を積み上げてスキルを身につけたような印象があるので、指導は上手なんじゃないか

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