「めちゃイケ・大物キャスター」もリストラ?…フジテレビHDの凋落が止まらない

かつて視聴率3冠を誇ったフジテレビHDですが、視聴率低迷が続きついに現会長、社長が退任。新社長は、フジ復活を果たすべく大ナタをふるうと言われており、あの長寿バラエティや司会者も安穏としていられないようです。

★かつての栄光はどこ?視聴率民放キー局最下位が続くフジテレビ

視聴率3冠という過去の成功体験から抜け出せず、虚栄に取り憑かれたフジテレビ。

長い視聴率低迷のトンネルを抜けることができずにいるフジテレビHD。
82年から93年まで全日(午前6時~午前0時)、ゴールデン(午後7時~10時)、プライム(午後7時~11時)の三つの時間帯で視聴率がトップとなる「三冠王」に輝いた黄金時代もあったが。

フジは2015年度にゴールデン帯(19~22時)の視聴率でTBSテレビに抜かれ4位に転落。2016年度も低迷し、テレビ東京が背後に迫る。テレビ単体の営業利益は、すでに最下位だ。

★そんなフジテレビの親会社「フジ・メディア・ホールディングス(FMH)」の株主総会が大荒れに!

6月28日、フジ・メディア・ホールディングスはグランドニッコー東京 台場(港区)で第76回定時株主総会を開催した。

2016年度の視聴率が民放4位に落ち込み「振り向けばテレビ東京」が、冗談だと笑えなくなったフジテレビ。

フジメディアはフジテレビの長期にわたる業績不振を理由として、5月に経営トップの刷新を発表している。この総会をもって、フジの亀山千広社長は退任。HDの日枝会長も取締役相談役に退き、フジでも会長職を退き相談役となる。

この日をもってフジテレビとFMHの会長を退いた日枝久氏(79)が最後の議長を務めたのだが、会場からは「日枝、辞めろー」との怒号が飛び交ったというから穏やかではない。

2005年に起こった「ライブドア事件」時の日枝氏。

日枝会長は編成局長として「楽しくなければテレビじゃない」をキャッチフレーズにすえ、「オレたちひょうきん族」などのバラエティー番組をヒットさせた功労者ではあったが。

フジテレビの17年3月期決算については売上高が2805億円で前期比3・2%減(約91億円減)で本業の儲けを示す営業利益は40億円で26・9%減(約15億円減)となった。

★会場の株主からは、このような提案も

遠藤龍之介取締役をバイキングのMC(総合司会)である坂上忍氏に代えること。

産経新聞取締役でもある清原武彦取締役を監査役とし、代わりに(お笑い芸人の)松本人志氏にすること。

そのほか、「年間配当金を原案の倍の80円にすること」「取締役候補17名全員を削除し、再度株主総会を開催すること」「休憩を求める。今はバイキング(昼の情報番組)が放送中。総会を中継し、坂上忍さんを連れてくればすごい視聴率が取れる。東芝やタカタ以上の注目度だ」「日枝議長に対する不信任」などが挙げられた。これらはすべて否決されている。

午前10時に開始された総会は、終了予定時刻の正午を過ぎても、株主との質疑応答が続いた。最終的には質疑応答を打ち切る形で“強制終了”。

★敏腕プロデューサーだった亀山千広社長だったが、低迷を脱せず退任

亀山氏はドラマプロデューサーとして手がけた「ロングバケーション」、「踊る大捜査線」などを大ヒットさせた。その実績が評価され、13年6月に社長就任。

「月曜日はOLが街から消える」と週刊誌などで言われ、「ロンバケ現象」なる社会現象を巻き起こした作品。SMAPの木村拓哉は、本作で初めて連続ドラマ主演を務めた。

1997年1月から3月にかけてフジテレビ系で放映された織田裕二主演の連続テレビドラマで、その後シリーズ化された。映画化された作品も大ヒットし、その後も「踊るレジェンド」としてテレビドラマや映画のスピンオフ作品が作られた。

13年6月の就任以来、4年間、「笑っていいとも!」、「ライオンのごきげんよう」など、多くの長寿番組を終了させる改革を断行してきたが、視聴率は低迷から脱却できなかった。

フジはかつて、人気女子アナの宝庫といわれたが、近年では“アヤパン”こと高島彩(38)、“カトパン”加藤綾子(32)も社を去り、フリーとなった。昨年末、オリコンスタイルが発表した「好きな女性アナウンサーランキングトップ10」にフジテレビからは誰もランクインしない屈辱的な結果になっている。

★特に深刻なのが、テレビドラマの低迷

続々と最終回を迎えている4月クールの民放各局のドラマだが、相変わらず低視聴率を連発したのが、フジテレビの各ドラマだ。

「“30周年記念”と銘打った4月放送開始の『貴族探偵』では嵐の相葉雅紀、7月からは山下智久、そして、10月には木村拓哉と、ジャニーズ事務所から3人を立て続けに主演に起用して、起死回生を図る腹積もりだったのです」(芸能デスク)

嵐の相葉雅紀が主演し、武井咲、中山美穂ら豪華キャストが脇を固めたのが、月9ドラマ「貴族探偵」

蓋を開けてみれば、第一矢の「貴族探偵」は、平均視聴率が前枠ドラマと変わらず1桁台だった……。

視聴率が2ケタを突破したのは初回の11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)のみ。第8話が7.0%を記録するなど散々で26日に最終回を迎える。

桐谷美玲主演の「人は見た目が100パーセント」と観月ありさ主演の「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」は1度も視聴率が2ケタに届かず。

『人は見た目』は旬のお笑い芸人・ブルゾンちえみを出してみたものの、そもそも桐谷がモテない理系女子という設定に無理があった。『櫻子さん』は観月が26年連続ドラマ主演という記録を更新するためにオファーを受けていただけに、もともと数字は期待されていなかった」(テレビ関係者)

★新社長の宮内氏はコストカッター

宮内氏は1967年にフジテレビに入社。01年に編成・制作・広報担当の常務に就任。以後、総務・人事・情報システム・番組審議室担当などを経て、07年6月に岡山放送の社長、15年7月にビーエスフジの社長に就任した。

「前社長だった『BSフジ』でトップの業績を上げた手腕が買われている。特に『プライムニュース』を看板商品にした功績は、グループ内でも評判が高い。10月改編からは『報道のフジテレビ』という路線を目指していくのでは」(フジテレビ関係者)

「私に課せられております使命は、低迷しているフジテレビの業績を上げる。この一点に尽きると考えております」

宮内正喜氏が記者会見で語った意気込み

★ドラマだけでなくバラエティ番組も、てこ入れ対象に…

「亀山さんが踏み込めなかった『めちゃ×2イケてるッ!』『とんねるずのみなさんのおかげでした』などのバラエティー番組にも大ナタを振るう可能性は高い」(前出関係者)

低視聴率にあえぐ『めちゃイケ』も、リストラの対象に浮上。

、『めちゃイケ』は2004年に平均視聴率33.2%を記録したこともある人気番組だったが、近年は1ケタ台を連発し、16年1月には4.9%にまで落ち込んだ。また、『みなさんの~』の方も、同10月に4.7%、11月には4.6%と、やはり“5%割れ”という悲惨な結果を残している。

コストカットはバラエティーだけではない。宮内新社長の厳しい目は情報番組などにも向けられている。現在、フジテレビの“顔役”ともいえる「とくダネ!」のMC小倉智昭(70)や「直撃LIVE グッディ!」の安藤優子キャスター(58)に及ぶことも十分あり得るという。

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