「忙しいのに慣れちゃった」が本当は危険だらけだった

忙しいのが続くと、だんだん慣れてきますよね?でもそれって本当はすっごく危険らしいんです。

マウスで行われた「過労」状態を続ける実験

10日間にわたり1日30分間水槽で泳ぎ続けるという
過労状態を作り 「働き続けるメカニズム」 を検証したところ・・・

1日目 ぐったりとし1時間ほど起きない
3日目 40分ほどで起きる
7日目 睡眠時間はなんと5分!!
10日目 眠ることなく動き始める

見方によってはトレーニングによる「スーパーネズミ supermouse 」の誕生となるのですが
実は、30分遊泳に耐える筋力がついたのではなく、疲れの見張り番の疲労により、過労状態のまま泳ぎ続ける「見せかけのスーパーネズミ」なのだそうです。

脳内の「疲れの見張り番」と呼ばれる危険な状態になる事を防いで安全装置の働きをする部分が機能しなくなってしまったそうですよ

動物は疲れを感じると脳の中にある「疲れの見張り番」から「疲れています。休んでください」という指示が出される。しかし疲れすぎると「見張り番」自体が疲労してしまい、その指示を送れなくなり、動物は過労状態のまま働き続けてしまう。

あなたも気を付けて!

最初はつらかったり、不安に思う環境であっても、長時間過ごすことで次第に「慣れた」という経験は誰もがあるだろう。この「慣れ」と「疲労の見張り番の疲労」を区別しないまま、過度の負荷状態にい続けると過労死につながってしまう。

よく過酷な労働状態に置かれているにもかかわらず、「忙しいのにも慣れちゃったよ」などと言う人がいるが、これは慣れているのではなく、感じなくなっているだけで、慣れたと思っている時ほど、危険な状態なのだ。

過労を防ぐ新たな取り組みもはじまる

一方、過労死を防ぐための研究も始まっている。主観でしか把握できなかった疲れの度合いを、人体に寄生するウイルスを利用して客観的に計測。過労死の危険を事前に察知しようという試みだ。

過労状態になると、人体に寄生しているヘルペスウィルス6型が人体から出ようとするため、口の中に移動してきます。唾液検査によってウィルスの数が増えていれば、過労状態ということになります。

このウィルスで疲れ具合がわかる

幼いころから人間に寄生しているヘルペスウイルスの一種、HHV6とHHV7。
このウイルスが唾液に含まれている。
ただ疲労度合いにより唾液中に含まれる量が変わってくる。

残業なしで帰宅できる人と一日5時間以上残業をする人を比べた。
すると10倍以上検出され、残業時間が多い人ほど多かった。
そして当直で不規則な勤務を続ける医師は、
一週間休んでもウイルスが減らないという。

過労を防ぐ手段となりうるのか

この検査を簡単にできるキットを、
過労死を防ぐための有力な検査として現在開発中だそうです

残業時間に比例して、体内にすみ着いているウイルスが唾液(だえき)中に増えることを慈恵医大の近藤一博教授(ウイルス学)らが突き止め、22日、大阪市であった日本疲労学会で発表した。
「リトマス試験紙のような、なめるだけで疲労のたまり具合が分かる簡易キットを2、3年のうちに開発できると思う」と話す。

できれば将来的に上記の疲労検査キットが活用されて、
極度な疲労蓄積やそれによる病気に至らないようになればいい。
労働者側の主観的で疲れているかどうかを申請するだけではなく、
客観的な検査をして過労を防いでいただければありがたいことです。

疲れのサイン あなたは大丈夫?

「飽きた」は脳の疲れのサイン

長時間、同じ作業を続けていると、どうしても飽きてしまうもの。息抜きがしたくなったり、他の作業が思い浮かんだりして、目の前の作業に対する集中力も落ちてきます。
「飽きた」と感じること自体、じつは脳の疲れのサイン。それを出すことで、現在活動している部位を休ませようと仕向けているのです。
「飽きた」は、脳の疲れを知らせる最初のサインでもあります。それでも作業を続けることで、物忘れや頭がぼおっとするなどの症状が表れるようになります。したがって、このサインをできるだけ無視しないようにすることが、脳を疲れさせないためのポイントになります。

脳が疲れると視野が狭まる

脳は疲れてくると、周辺注意力視野を狭め、通常見なければならない最低限の範囲だけにしてしまいます。ほかの部分は、視界に入っているのに脳に認識されない、つまり「見えていない」状態となります。
これは、過度な疲れに対する脳の防御反応のひとつ。こうなると中央にしか視界が確保されず、視界の端である横や、やや後ろにはほとんど注意がいきません。

人間が情報を集めるとき、その80%は視覚から得ているとされています。視覚からの膨大な情報を遮断すれば、脳はその分を他に回せるので、ものをじっくり考えるときや、落ち着きたいときに目をつぶるのも、脳に蓄えた情報を整理するための動作といえます。
目で見ることで認識できる範囲のことを「周辺注意力視野」と言います。

眼精疲労は目の疲れではない

む眼精疲労は長時間のデスクワークがきっかけとなることが多いですが、そのとき体にはどのような異変が起きているのでしょう。
仕事中には、体はいわゆる戦闘モード。交感神経が活発に働いている状態です。しかし一方で、すぐそこにあるパソコンやノートなどに目線がいき、近くを見ながら作業をしています。本来の仕組みとしては、近くを見るときには副交感神経が優位にならなければいけません。ここに、矛盾が生じます。
その矛盾は、脳にパニックを起こし、それが目の疲れを引き起こす大きな要因となっていると考えられます。
つまり、眼精疲労というのは、自律神経が引き起こす疲れの症状だったのです。
目の疲れにはときとして目が充血するような血圧の上昇や、「ずきずきする」と感じるような動悸が伴いますが、これはすべて脳にある自律神経の中枢が関与することであり、目の疲れが脳の疲れであることを裏付けています。

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