近代ヨーロッパの奇妙なお仕事

産業革命により急速に発展する社会の中で生まれた奇妙なお仕事を紹介します。

Rat Catcher -ネズミ捕り師-

ネズミ退治の専門家。都市が発展するにつれ、食物を荒らし、病原菌を運ぶ害獣であるネズミも増えたことから、公衆衛生のために雇われた。小動物を狩るのが得意なテリア犬を相棒にしていた。

Resurrectionist -蘇生者-

死体泥棒。医学が発展途上だった当時、研究のための試験体を必要とする医者や大学に非合法に雇われて、夜中に墓地から死体を掘り起こして運び出した。

Phrenologist -骨相学者-

骨相学とは疑似科学の一つ。人の頭の形状を分析することでその人の能力や性格が分かるとされていた。

Pin Setter -ピン設置係-

ボウリングは昔から行われていたものの、今のような機械はもちろんなかったので、子供たちが雇われて毎回ピンをセットしていた。

Ice Cutter -採氷士-

当時は冷蔵庫がなかったたため、凍った湖から切り出した氷を日の当たらない倉庫に保管し、必要なときに取り出して物を冷やしていた。冷え切った水中に落ちる恐れもある危険な仕事。

Link-boy -リンクボーイ-

直訳すると接続少年。人を場所から場所へ繋ぐ仕事。街灯の少なかった当時、暗くなってから出かけるときはリンクボーイを雇えばランプを手に目的地まで案内してもらえた。

Knocker-up -ノッカーアップ-

直訳すると上を叩く人。人間目覚まし。長い棒を使って扉や窓を叩いて、頼まれた時間に依頼人を起こした。

Pre-radar Listener For Enemy Aircraft -音響索敵手-

レーダーが発明される以前、軍隊は敵の飛行機の接近をそのエンジンの音を聞き取ることによって察知しようとしていた。

Log Driver -ログドライバー-

直訳すると丸太の運転手。道路や鉄道が未発達だった時代、木材は川を使って運ばれていた。ログドライバーは伐採した木と一緒に川を流れ下って工場まで運んで行った。

Chimney Sweep -煙突掃除人-

長い箒を煙突に突っ込んで煤を掃除した。子供は煙突の中に入り込んで掃除をしていた。怪我や火傷をすることの多い危険な仕事。

Lector -読師-

人間ラジオ。工場で働く労働者の娯楽のために新聞や本を読み聞かせる仕事。

Tosher -屑屋-

下水を流れてくるガラクタを拾い集めて売り払う。最悪の仕事として有名。

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