海外では同族経営が普通って本当?

日本で「同族経営」と言うとあまりよいイメージがありませんが、海外では同族経営が普通なのです。むしろ、同族経営の企業の方が圧倒的に多いといえます。

そもそも同族経営とは?

同族経営(どうぞくけいえい)とは、特定の親族などが支配・経営する組織のことを指す。ファミリー企業とも称す。

世界の企業では、同族経営が主流

スイスのザンクトガレン大学の研究者らは「売上が高い同族経営企業500社」をリストアップした。世界の企業の80~90パーセントは同族経営で、各国の経済で重要な役割を果たしている。500社の年間総売上は6兆5,000億ドルに上るが、これが国であれば、アメリカや中国に続く世界第3位の経済大国に匹敵する。

中でもドイツは同族経営の大企業が多く書籍まで出ている

ドイツにはBMW、フォルクスワーゲン、ポルシェなど、歴史ある同族大企業が数多くある。同族企業ならではの問題点をかかえつつも、社会的に高く評価され、大企業として成功・存続しているのはなぜか? 日本の多くの同族企業の経営にも大きなヒントを与えてくれる一冊!

日本国内の大手同族企業

超有名な一流企業が並びます。

65位 サントリーホールディングス
日本/佐治一族/売上:199億ドル/従業員:34,129人

117位 ファーストリテイリング
日本/柳井一族/売上:127億ドル/従業員:23,982人

141位 山崎製パン
日本/山崎一族/売上:99億ドル/従業員:25,356人

148位 竹中工務店
日本/竹中一族/売上:97億ドル/従業員:7,335人

223位 ヤンマーホールディングス
日本/山岡一族/売上:63億ドル/従業員:16,678人

249位 大塚製薬
日本/大塚一族/売上:58億ドル/従業員:8,108人

日本の同族経営は世界的に見ても優秀という意見も?

世界的に見て、ファミリービジネスには強い関心が持たれています。では日本はどうなのかというと、日本の場合も、実はパフォーマンスが良いのです。あまり外へ情報が出ないので、皆さんご存じないかもしれませんが、世界的に見ても日本のファミリー企業はパフォーマンスが良く、ヨーロッパのファミリー企業もパフォーマンスが高いのです。

その一方で、同族経営で揉めるケースも・・・

2015年にロッテグループのひとつ、ロッテ商事の社長である長男が、臨時株主総会において、突然すべての役職から外された一件。社長本人にとっては、まさに青天の霹靂というしかない解任劇だったわけです。その後、次男を交えて親子、兄弟間での争いに発展したのもよく知られるところ。

そしてもうひとつが、先にも触れた大塚家具です。大きく報道された、父親と長女の不和がもたらした騒動。当然のことながらこのケースも、問題の本質は親子の関係性にあるわけです。

同族経営企業に労働者として入る場合には注意が必要、という意見も

同族経営の企業の場合は、中心的な立場にある経営陣やマネジメント層の全員または多くが血縁関係にあります。そのため、企業理念や行動指針においても、かなり独特であり、同族経営の企業で働く従業員には、窮屈な働き方や労働環境であることがよくあります。

同族経営の場合は、現場となる従業員の方の意見や提案は一切、聞き入れない場合が多いです。また、もっと言いますと、意見や提案することすらできない場合が多いです。同族経営の場合、企業内の労働環境や仕事の進め方の一切について、血縁関係のなかですべてが決まっているため、意見や提案することはできません。

同族企業では、理不尽な事で怒られる。客観的に見て、自分は間違っていないし他の社員からも間違っていなかったと意見をもらえる事で、怒られる事がある。これは理由を考えても無駄だ。たまたま機嫌が悪かったり、個人的に納得出来なかったのが理由で怒られるのだ。この行為の根底には、この会社で正しいのは常に自分達であるという意識がある。この意識を変える事は不可能だ。

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